サイディングボードの補修について

近年、ドライフレックス®による窯業系サイディングボードの補修に関するお問い合わせが多くなっております。

サイディングボードの欠損、ひび割れ、寒冷地での凍害等、ご需要は多いようです。
ドライフレックス®に限らず、補修剤でサイディングボードを補修できるか否かは、各現場の素地の劣化度合いによります。
張り替え、補修のご判断はサイディングメーカー様にご相談ください。

しかし、お問い合わせの件数が増加傾向にあることから、弊社ではドライフレックス®とサイディングボードのテスト施工を致しました。
施工手順及び施工結果は以下の通りです:

テストしたサイディングボード:窯業系の寒冷地用と標準施工用の2種類


①ボードに疑似的に作成した欠損部


②ドライフィックス®(プライマー)を塗布


③プライマー塗布の続き
寒冷地仕様でないボードはプライマーの浸透が大きい場合があるので、その際は2度塗りする


④プライマーを最低20分浸透させ、その後余剰分はウエス等でふき取る


⑤プライマーとの間にエアを残さないよう、ドライフレックス®を押し付けする
その後、必要量のドライフレックス®を充填し成形する


⑥今回はポリプロピレン製フィルムを貼ってパターン付けしながら硬化


⑦成形完了。塗装して仕上げる

2週間養生後:密着の目視、指触検査と簡単な落下確認をしました。
現状、密着は良好なようです。

サイディングボードは経年劣化が進行すると、水の侵入がより一層多くなる上、素地がボロボロになっている場合も多いので部分補修が適さないことがありますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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