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事例4:エポキシの過剰な熱による噴煙/亀裂
ドライフレックス®:熱反応による噴煙、膨張、亀裂
現象
- 夏場、ドライフレックス®1でテスト施工をしたところ、成形から5分~10分程で発熱が始まり、噴煙とプラスチックが溶けたような異臭が発生。
- その後、硬化したものの、表面は”いびつ”に膨らんで、1部亀裂も生じた。
- 下の写真は側面から見たところですが、確かに裂けた後が見うけられます。
原因・推測
- ドライフレックス®1の”推奨使用気温”(0~25度)を超えた時期に厚付け使用したことで、過剰な熱反応をおこしたため。
- サンプルには5月31日とありますが、この時期は連日30度を上回る高温状態が続いておりました。
- ドライフレックス®の厚みは許容範囲ですが、幅がある為充填体積が大きく熱反応を増幅させる結果となったようです。
- ひどい場合は、樹脂が焦げ付くこともあります。
解決策
- 夏場は1時間硬化ではなくドライフレックス®4または16に切り替えてください。
- 不可能な場合は、以下の2点に注意してお使いください:
- 作業場の温度を下げる(25度以下)
- バックアップ材等を併用してドライフレックス®の厚みを5mmx10mm位を上限とする、以上です。